古く昔から日本で食されていて、カラダに良いといわれている梅干し。その梅干しが健康に役立つといわれる理由を大調査しました!
身体に効く梅 3つのキーワード
1. アルカリ性食品って?
「アルカリ性食品」「酸性食品」とは、食品自体ではなく、食品中の成分に着目した分類です。
陽イオン(ナトリウム・カルシウム・カリウム・マグネシウムなど)と陰イオン(イオウ・リン・塩素など)の量を比べて、前者が多ければ「アルカリ性食品」、後者が多ければ「酸性食品」となります。
梅干はすっぱいので酸性食品と思われがちですが、実はアルカリ性食品。酸性食品である肉類が中心の食生活に、梅干を一粒取り入れてバランスを取りましょう。
梅はアルカリ性です。
・浄血作用と血管の老化を防止
・新陳代謝の活性化
2. クエン酸は何をするの?
人間の体内では、クエン酸回路という機能が働いています。その働きは体内に摂取された栄養分を分解し、エネルギーを生み出すだけではありません。クエン酸回路で作られる有機酸は人間の身体に重要な役割を担っているのです。
梅はクエン酸が豊富です。
クエン酸はカラダにいい効果がたくさんあります。
・殺菌・抗菌
・整腸作用:クエン酸回路でつくられる有機酸が悪玉菌を抑制
・疲労回復と防止:疲労物質である乳酸の分解
・肝機能回復:ピルピン酸が肝機能をサポート
・カルシウムの吸収の補助
3. 唾液のヒミツとは?
唾液には食物のとおりを良くしたり、消化を助ける働きがあります。また、唾液の中の酵素には活性酸素を除去する効果があります。活性酸素は、栄養素の消化吸収を妨げたり、発ガン性物質として身体を脅かすものです。
・ガン予防・老化防止