仕様を考えるにあたり、意識したのは、「DMだからできること」。
実際に手にとって触れることのできるDMというメディアの特性を考慮し、アイディアを考えました。
DM大賞のコピーは、「生活者につながる決め手のピース」で、パズルを使ったメインビジュアルだったことから、このビジュアルをリアルに再現するような仕様を提案し採用されました。

トレーシングペーパーの半透明の封筒から、パズルが透けて見えるようになっています。
ビジュアルの再現、としてはここまででよいのですが、さらに今回はプラスのしかけで、パズルのピースの下に、各社への審査員からのコメントを潜ませることにしました。
受け取った方は、パズルを一度崩さないと、このコメントを見ることができないしかけになっています。

このDMを送る相手は、普段、DM制作を仕事にされている方々です。DMを送り、受け取った人が何らかの行動を起こすことをしかける側にいるはずです。
そんな方々に、DMを見て行動を起こす側になってみてもらいたい、という思いを込めて作成しました。