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猪股社長の原点論

猪股流「原点論」

代表取締役 猪股護

色・・・紅一色の中国

最近、中国の主要産業団体の要請で数回訪中し講演をおこなった。北京・上海のいずれも一流ホテルを会場に産業界の要人を対象にした講演だが、それにしても会場の演出は派手である。

演台には必ず盛り花が飾ってあり、ステージ一杯に大きなタイトル文字のスクリーンが掲出される。配色は赤地に金文字でサブカラーには白と黄色が決まりのようだ。

会場には赤い絨毯が敷詰められ、外壁にはこれも赤地に黄色文字の懸垂幕が下げられるときもある。共産党独裁の国とは言え真っ赤な国旗の中に閉じ込められた感じさえする。

中国人デザイナーに「中国人はなぜこんなに赤にこだわるのか?」と聞いてみたら「赤は中国の基本色です。デザインで迷ったときは赤を使えば大体OKが出る・・。」との返事だった。

中国人は世界の中心で祖先は人類の原点であるとの考えが強いようだ。赤もまた色彩を論じる時の原点であることとダブらせているのかも知れない。

口紅はなぜ赤い?

年頃の女性はなぜ赤い色を身に着けたがるのか?年頃の男性は、なぜ真っ赤な飾った女性に心踊らせるのか?それは、お互いに生殖適齢期に入った証明なのである。

オスを引き付けるメスの行為は、子孫の繁栄を本能とする生物の使命である。生を得たばかりの赤ん坊は、まず光に反応し、次は色に反応する。その最初の色は赤である。やがて成長し結婚適齢期に近づくにしたがってビビットトーンへと移行する。

女性は子供を生み生物としての役目を果たし終えると、色の好みはビビットトーンから徐々にダルトーンに変化するのも生命論に添ったもので、生物の本能つまり生命論の原点である。

経営の原点は生命論

複雑な社会現象の中で営む企業経営も原点を極めれば、極端に儲かることもないかわりに倒産もしない。生命論にしたがって働きたがっている社員は、想像力に満ちている。

会社は利益を生むもの、利益は社員の生活を支え、納税で社会を支えるもの。それが経営の原点であり、社員の営みの場でもある。

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