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猪股社長の原点論

猪股流「原点論」

代表取締役 猪股護

「大企業病」対策のすすめ

企業が時代の変化に対応できず次々と落伍していく。大半は自力再生が困難で、銀行も道連れとなり、果ては国民の税金にまでお世話になるさまは、高度成長無責任時代に誕生したバブル経営者たちのなれの果てである。企業規模が大きいから経営が難しいのではない。経営の基本知識をもたないサラリーマン経営者が時代遅れの悪しき前例を引き継ぐだけで、独自の改革策をもたないから立ち直れないのだ。今、順調な企業も転ばぬ先の杖で、自社組織を再度見直し企業病にかからない攻めの組織体にしておくことをすすめる。キーワードは「トーナメント理論」にある。

「トーナメント理論」

資本主義経済下の企業構造は多かれ少なかれ、トーナメント型をしている。トーナメント型は、縮小・拡大が自由にでき、職制や責任分担も明白で柔軟性があり大変便利だ。ところが、便利なものには落とし穴がある。それは「縦の壁」と「横の壁」という2枚の壁で、これが組織をむしばむのである。

「トーナメントリスク」

「縦の壁」とは、トップから発せられた指示が途中で加工され、違った形で社員に伝わったり、全く伝わらなかったりすることだ。下からの報告も同じこと。「横の壁」とは、セクショナリズムのことで、同じ会社でありながら設備や情報の共有利用ができない無駄のことで、これがトーナメント組織の2大リスクで、このリスクこそ大企業病といわれている病である。

「トーナメントワクチン」

トーナメントリスク(大企業病)にも、特効薬としてのワクチンがあれば予防も治療もできるのである。その特効薬とは、「鎹」である。金を送ると書いて「かすがい」と読む。情報のバイパスのことである。縦の階層を飛び越えて報告や指示を正確に伝達したり、となりの部署に情報提供したり助人を出したり、縦横の壁を自由に飛び越えて、情報をつなぐ役割が「鎹」で、この「鎹」の使い方こそ大企業病を救うワクチンなのである。

ポパルは、銀行の資金導入に入札制度を採用している。ポパルは、たった二人の取締役で経営している。なぜなら「トーナメント理論」を基本理念としているから…。

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